親鸞聖人の直弟子善念の創建
親鸞聖人にゆかりの御旧跡
徳川光圀公寄進の聖徳太子像を奉安する
800年の歴史を刻む真宗大谷派のお寺です
善重寺山門
善重寺の紹介
当山は遍照山 光明院 善重寺と号し真宗大谷派に属します。
創建は貞永元年(1232年)、親鸞聖人の法弟善念房(二十四輩
第12番)が開山したのが始まりと伝えられています。
当初は常陸国笠間にありましたが後に常陸国那珂郡東門部に
移転し、寛文10年(1670年)当寺13代の時に藩命により現在
の地に移されました。江戸時代は歴代の水戸藩主に帰依され
ました。特に水戸光圀公は延宝6年(1678年)に夢枕に太子像
が立たれたので、家来たちに探させると水戸領内の大山とい
う所で木造聖徳太子立像が見つかりました。太子像は光圀公
により当寺に寄進され、当山は領内にある本願寺の末寺の触
頭を命ぜられました。
寺宝である木造聖徳太子立像は鎌倉時代に制作されたと推定
され、寄木造、玉眼嵌入、彩色、像高132.5㎝、歴史的背景
や鎌倉時代の太子信仰を伝える優作として大正4年に国指定
重要文化財に指定されています。
もみじに彩られた
善重寺の鐘楼
親鸞上人の立像
善重寺境内・松尾芭蕉の句碑
「芭蕉野分盥に雨を聞く夜かな」
(ばしょうのわきして
たらいにあめを きくよかな)